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防爆エリアとは?

【英語名】
Explosion-proof area(エクスプロージョン プルーフ エリア)

可燃性ガスや粉じん等が電気火花や点火源にふれると爆発を起こしてしまう危険場所。

防爆エリアの仕組み・使い方

危険場所で使用する電気機器には、その場所に適した防爆構造を施した機器を用いなければならない。

防爆エリアの仕様・スペック

【種類】
・ゾーン0
特別危険箇所と呼ばれる場所。 具体的には、爆発性雰囲気が通常の状態において、連続してまたは長時間持続して、または頻繁に存在する箇所と定義されている。
└危険な物質の入った容器、タンクの内部等
└ガソリンの入ったタンクローリー車や貯蔵タンク

・ゾーン1
第一類危険箇所と呼ばれる場所。 具体的には、通常の状態において、爆発性雰囲気がしばしば発生する可能性がある箇所と定義されており、ゾーン0に比べると、多くの場所にある。
└ガスなどが集積して、爆発の可能性がある場所
└修繕や保守の際に爆発性ガスが漏洩集積するところ
└タンクローリー車の給油口付近

・ゾーン2
第二種類危険箇所と呼ばれる場所。 具体的には、通常の状態において、爆発性雰囲気を生成するおそれが少ない、または時間が短い箇所と定義されている。
└容器や設備が事故のため破損したり、操作を誤って爆発性ガスが漏出したりするおそれのある箇所
└タンクローリー車周辺
└ゾーン1に隣接する部屋

・ゾーン20~22
ゾーン20~22は、可燃性粉じん場所、爆発性粉じん場所など粉じん爆発が発生する可能性のある場所。

防爆エリアの仕組み・特徴

【仕組み】
・本質安全防爆構造:正常時・故障時にガスに点火しないようにした防爆構造。
ゾーン0で唯一使用できる構造。

・耐圧防爆構造:内部で爆発が起きても、圧力に耐え、外に引火しない防爆構造。
ゾーン1、ゾーン2で使用できる構造。

・内圧防爆構造:不活性ガス等を注入して内圧を保ち、外部ガスの侵入を防止した防爆構造。
制御盤によく見られる構造で、ゾーン1、ゾーン2で使用できる構造。

・安全増防爆構造:正常の場合は着火源にならない防爆構造。
ゾーン2で使用できる構造。

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