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FEP管とは?

【英語名】
FEP tube(エフイーピー チューブ)

FEP管は合成樹脂製可とう電線管の一種であり、「波付硬質合成樹脂管」、「地中埋没管」とも呼ばれる。
管の波付構造により、荷重によるたわみを小さく抑えられ、通線がしやすいため、地中埋設での使用に特化している。
黒色が一般的で、非常に硬く、地中に埋めた後に車両が地面に乗っても耐えられる構造になっている。

FEP管の仕組み・使い方

【施工方法】
埋設深さは、舗装がない場合は地表面から0.3m以上、舗装がある場合は舗装下面から0.3m以上とする(7,000V以下の場合)。
低圧、高圧、特別高圧それぞれに対して隔離距離が定められており、離隔がとれない場合は、難燃性のFEP管(自己消火性のある難燃性の管)を使用すること。

FEP管の仕様・スペック

【規格】
JIS C3653に規定されている。
・管軸に対して直角に切断した断面を投影したとき、円形であること
・ 管の内外面は滑らかで、有害な傷、割れ、その他ケーブルの被覆を損傷するような欠点がないものであること
・ 波付けしたものであること
・材料は、ポリエチレン成形材料、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン成形材料などの良質な合成樹脂成形材料を主体とするもの

FEP管の仕組み・特徴

【特徴】
衝撃や圧力に強くゆるやかに屈曲させられるため、主に地中埋設配管として用いられる。
ポリエチレン製ということもあり、重量が軽く、可とう性があるため施工性が高く、比較的安価で手に入れることができる。

FEP管の廃棄方法

【廃棄方法】
産業廃棄物として処分する。

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