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金切り鋸 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
金ノコ、のこ、ハンディーソー など
金切り鋸とは?
【英語名】
Hand metal cutting saw(ハンドメタルカッティングソー)
金属を切るための鋸(のこぎり)
木材を切る鋸と異なり、弓状の金枠に入れて使用し、細い金属のすべてに焼き入れがしてある。
金切り鋸の仕組み・使い方
【原理】
握り側(ハンドル)と反対側の蝶ネジを締めることによって、鋸刃を緊張させて使用する。
一般的な鋸は引いて使用するが、金切り鋸は基本的に「押し切り」である。
【安全】
木材用の鋸とは反対に、金切り鋸の刃は「押す時に切れる」ようにセットする。
歯が折れやすいので、切るものをしっかり固定し真っ直ぐ置く用にする。
切断時は刃の角度、真っ直ぐ押して切るということに注意する。
金切り鋸の仕様・スペック
【規格】
25mmあたりの刃数により用途が変わってくる。
14山 軟鋼・アルミ・鉛・プラスチック
18山 真鍮・鋳鉄・アングル材
24山・32山 鉄板・厚板・鉄パイプ薄F鉄パイプ・ワイヤーケーブル
目が細い物は、樹脂や金属に向いており、目が粗いものは石膏ボードやスレート(建材)などに向く。
【種類】
刃の延長上に柄がついた「直線型」いろいろな持ち方ができ、自由に切れる。
引いて切ることも可能。
柄をたてにした「洋ノコ型」はしっかりと力が入るタイプ。
厚手の金属板を切るのにはこちらが適している。切断するものによって使い分けが必要である。
基本の形状は弓のこでコの字を長くしたようなフレームにグリップが付いており、コの字の間に一直線の刃を装着する。
グリップ部分に手を入れる場所がある洋ノコや、弦のない「ナイフ形状」のものもある。