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高圧進相コンデンサとは?

【英語名】
High voltage phase advance capacitor(ハイ ボルテージ フェイズ アドバンス キャパシター)

高圧進相コンデンサー設備は、系統の力率を改善し、電力のムダを省く機器で、高調波などによるコンデンサの損傷を避けるためにも直列リアクトルの設置が推奨されている。

高圧進相コンデンサの仕組み・使い方

【使い方】
高圧進相コンデンサを用いた電気工事をする際は、直列リアクトルと呼ばれる電気機器をあわせて使用する。
直列リアクトルを使用する理由は、高圧進相コンデンサーを導入することで増大した高調波成分や突入電流を抑制して、計器類の損傷を抑止するためである。

高圧進相コンデンサの仕様・スペック

【規格】
JIS規格中のJIS C4902によって、高圧進相コンデンサーは直列リアクトルとあわせて使用することが規定されている。

高圧進相コンデンサの仕組み・特徴

【特徴】
600V超~7,000V以下の交流の高電圧用に使用され、その回路電源は主に6,600Vまたは3,300Vである。無効電力を低減し、力率のアップに効果を発揮する。高圧進相コンデンサは、A種接地工事が義務付けられている。

高圧進相コンデンサの廃棄方法

【廃棄方法】
進相コンデンサを廃棄する際には、有害物質であるPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含有しているか否かを、まず確認することが必須。

調査方法としては、型式や製造年月日をもとに各メーカーへ問い合わせる方法や、専門業者へ依頼して絶縁油のPCB分析を行ってもらう方法などがある。
PCBを含有していた場合は特別管理産業廃棄物の扱いとなり、PCB非含有の場合は産業廃棄物の扱いとなる。

どちらも事業活動に伴って排出された廃棄物であるため、産業廃棄物処理の許可を取得している業者へ依頼して処分してもらう。

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