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漏れ電流測定とは?

【意味】
充電電路は十分に絶縁されていなければならない。しかし、電源ケーブルの被覆の劣化や破損、また、電気機器が水に濡れたりすることにより、絶縁不良が起こり電気が使用箇所以外の場所に流れ出ること、その値を漏れ電流という。

漏れ電流が一定以上存在すると火災や感電の危険を生じ、電力損失が増加する等の障害を生じる。
漏れ電流測定とは、上記のような漏れ電流を測定することを指す。

【用途】
漏れ電流測定は、感電の危険のある漏れ電流を測定できるほか、漏れ電流を利用して絶縁抵抗の確認に活用できる。
対地静電容量による電流の影響を含めた漏えい電流が1mA以下の場合は、対地絶縁抵抗による電流は基本的にこの値より小さくなり、絶縁抵抗値の基準と同等以上の絶縁性能を有しているものとみなすことができる。

漏れ電流測定の仕組み・使い方

【対象】
漏れ電流測定はリーククランプメーターによって行う。
2線式の場合は2線を、3線式の場合は3線を同時にはさみこんで測定する。
測定器の値が0に近いほど漏れ電流が少ない。
基準は当該電路の使用電圧が加わった状態における漏えい電流が、1mA以下であること。

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