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OCR など

過電流継電器(OCR)とは?

【英語名】
Overcurrent relay(オーバーカレント リレー)

過電流継電器(OCR=Over Current Relay)は、高圧電路の短絡や過負荷による過電流を変流器(CT)により取り出し、その電流値の大きさによって動作する継電器。

過電流継電器(OCR)の仕組み・使い方

電気設備に規定以上の電流が発生した場合、発熱により電路や機器の故障が想定される。「過電流」は想定以上の電力を継続して使用した場合や、電路や機器の短絡により発生する。

これらの状況が継続して発生しないように、高圧の電気設備では過電流継電器(OCR)や電力用ヒューズ(PF)を使用して電路を保護する。

一般的に300kVAを超える受電設備では過電流を過電流継電器で検出し、遮断器を動作させることで設備を保護。
計測する電流は、計器用変流器(CT)で電流変換を行い過電流継電器に入力する。

過電流継電器(OCR)の仕様・スペック

一般に、JIS C4602に規定される過電流継電器が使用される。

送配電線の過電流保護や電気機器の過負荷保護用として広く使われる。

過電流継電器(OCR)の仕組み・特徴

過電流継電器には瞬時要素と限時要素の2つの動作要素があり、電気が短絡した場合や使い過ぎの状態を検出し電流が整定値を超えた場合に動作し、高圧真空遮断器等へ「切る」信号を送る。

過電流継電器(OCR)の廃棄方法

【廃棄方法】
産業廃棄物として処分する(メーカーの仕様書に従う)。

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