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二次抵抗制御 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
二次抵抗制御とは?
【意味】
二次抵抗制御とは、巻線形誘導電動機の速度制御において一般的な方式。
電動機の二次巻線回路に抵抗を挿入し、二次抵抗値を調整することで速度制御を行う。
【用途】
二次抵抗制御により、モーターの回転数を低下させ、負荷に応じた適切なトルクを発生させることができる。
二次抵抗制御の仕組み・使い方
【対象】
システムが簡易かつ安価であることや、トルク特性が良好なことから幅広く利用されている制御方式。
デメリット:抵抗を使用するためロスが発生し、効率が低下する。さらに始動時のショックが問題となる場合がある。
注意点:二次抵抗制御は巻線形誘導電動機にしか適用できない速度制御であり、かご形誘導電動機の速度制御に使用することはできない。
【範囲】
二次抵抗制御は、古くから非常に一般的な速度制御方式であった。
技術の進歩により、現代ではより高度な制御方式が開発されており、ベクトル制御などの制御方式が使用されている。