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ターミナルキャップとは?

ターミナルキャップとは、電線管の端部に取り付けるものである。
電線管の端部からケーブルを出す際に、ケーブルの保護を行う電線管付属材料の一種である。

ターミナルキャップのケーブル取り出し口は、角度が垂直方法になっており電線管の方向を90度変えられる。
類似品にエントランスキャップがある。場所や用途、接続方向によって使い分けできる。

ターミナルキャップは、水平に設置した電線管の端部に使用するのに対して、エントランスキャップは電柱などで垂直に立ち上がっている電線管の端部に使用する。
このほかにも、ウェザーキャップという電線管付属品があるが、用途はエントランスキャップと大差はない。

また、ウェザーキャップは現在市場への流通がほとんどなく、ターミナルキャップかエントランスキャップが主流である。

ターミナルキャップの仕組み・使い方

【使い方】
配管の端部に使用する。
垂直に立ち上がっている配管に使用すると管口から浸水する恐れがあるため、水平の配管にのみ使用する。

【施工方法】
電線管敷設後、ターミナルキャップを設置する。
施工方法は、ターミナルキャップにネジが付いているので、電線管にターミナルキャップを突き当たるまで挿入し、ネジを締め付ければ施工完了である。
また、ネジが付いていないターミナルキャップもある。

その場合はターミナルキャップ本体にネジ切りがついているので、ターミナルキャップ本体をネジ締めすれば施工できる。

ターミナルキャップの仕様・スペック

【規格】
薄鋼電線管用(E管やC管)や厚鋼電線管用(G管)、硬質ビニル電線管(VE管)などがあり、さまざまな電線管に適したターミナルキャップがある。
材質は、鋳鉄製や電気亜鉛メッキ、溶融亜鉛メッキ仕上げものがある。

【種類】
ターミナルキャップが適応できる電線管の種類は以下の通りである。

1)薄鋼電線管(EまたはC管)
2)厚鋼電線管(G管)
3)硬質ビニル電線管(VE管)

そして、ターミナルキャップ本体にもネジ付きのものとねじなしのものがある。

ターミナルキャップの仕組み・特徴

【仕組み・特徴】
電線管の端部に取り付けてケーブルの引き込みなどに使用するのが主な特徴である。

ターミナルキャップの廃棄方法

【産廃方法】
ターミナルキャップには、鉄製のものと塩化ビニルのものがある。
鉄製のものは鉄くずとして、産業廃棄物処理をする。
塩化ビニル製のものは廃プラスチック類として処分する。

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