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三相3線式 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
三相 など
三相3線式とは?
【意味】
まず、三相とはエレベーターやエスカレーターといった搬送機器、エアコンや換気扇といった空調機器、消火ポンプや排煙機といった防災機器、工場の生産設備などを動かすための電気である。
それらの三相電源で動かす機器を特に動力機器と呼ぶ。
そして動力機器の電源線として使われるケーブルを三相3線式のケーブルと呼ぶ。
三相3線式ケーブルにはFPケーブル(消火ポンプなどに使う耐火ケーブル)やHPケーブル(制御配線などに使う耐熱電線)などがある。
三相3線式のケーブルはシースで被覆されたケーブル内部に、絶縁体で覆われた導体が3本通っている構造になっている。
3本の導線はR相(赤色)、S相(白色)、T相(青色)と呼ばれ、外観上で区別しやすいようにケーブルが色分けされている。
その理由は、電動機に接続した場合に繋ぎ間違えると電動機が逆転するといった、動作に直接的な影響が起きるためである。