現場のお役立ちツール
アンペアブレーカー の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
契約ブレーカー、サービスブレーカー、リミッター など
アンペアブレーカーとは?
【英語名】
Ampere breaker(アンペアブレーカー)
アンペアブレーカーは、電力会社と電気使用者側で「アンペア契約」が結ばれている際に用いられるブレーカー。
一般住宅の分電盤内に取り付け、契約以上の電流が流れた際に回路を遮断する。
アンペアブレーカーの仕組み・使い方
【使い方】
アンペアブレーカーは、電力会社と使用者側にて決定した契約アンペアで使用する。
契約アンペアは、世帯人数や1か月の電気使用量で決める。
【施工方法】
アンペアブレーカーは、一般住宅に供給する電源を収める分電盤の最初に組み込む。
アンペアブレーカーの後は、漏電遮断器、配線用遮断器(安全ブレーカー)を接続して回路を保護する。
ただし、漏電遮断器は安全ブレーカーよりも価格が高いため、主の開閉器に漏電遮断器を使用し、分岐回路の遮断器に安全ブレーカーを用いることが多い。
アンペアブレーカーの仕様・スペック
【種類】
アンペアブレーカーは、契約アンペアによって色が異なるが、その色は電力会社によって違う。
色分けしてない電力会社もある。
【規格】
10A、15A、20A、30A、40A、50A、60Aがある。
契約アンペアで多いのは、20A~40A。
アンペアブレーカーの仕組み・特徴
【仕組み】
アンペアブレーカーは、契約アンペア以上の電流が流れると自動的に回路を遮断する。
【特徴】
アンペアブレーカーは、設定値以上の電流が流れた際に回路を遮断する機器なので、回路を保護する機能はないのが特徴。
漏電遮断器や配線用遮断器(安全ブレーカー)を取り付けて地絡や短絡などの電気事故を防ぐ必要あり。
アンペアブレーカーの廃棄方法
【廃棄方法】
専門業者に回収依頼もしくは産業廃棄物として廃棄する。