現場のお役立ちツール
基底温度 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
基底温度とは?
【意味】
電力ケーブルが敷設された場所の周囲温度のことで、電力ケーブルや電線の許容電流を算出する際に使用する。
電力ケーブルに電流が流れると導体の温度が上がり、所定の温度以上の発熱が起こると、発火・発煙等による焼損事故につながるおそれがある。
各ケーブルは基底温度以内であれば定められた許容電流値を維持できる。地中埋設の場合は、土壌温度が基底温度として採用される。
気中や暗渠(あんきょ)では40℃、地中埋設では25℃を基準とするのがよいとされており、常に周囲温度が管理され低温が保持される屋内であれば、許容電流を大きく設定することも可能。