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ボード貼り の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
ボード貼りとは?
【意味】
ボード貼りとは、内装工事と呼ばれる建築工事の一つ。
昨今の日本の住宅や店舗は、プラスターボード(PB)と呼ばれる石膏ボードを使用されている場合が多く、このボード貼りのボードは、プラスターボードのことを指している場合がほとんどである。
石膏ボードは、石膏を芯としてボード用原紙で被覆構成されている材料で壁や天井の下地に広く使われている。最近では積極的にリサイクルも行われている。
ボードの種類には、以下のようなものがある。
・凡用石膏ボード
一般的に使われる。準不燃が9.5mm、不燃が12.5mm。
・防水ボード
防水処理済みのため、台所や洗面所などの水周りに使用される。
・強化石膏ボード
耐火性能を強化した石膏ボードであり、建築基準法の防火区画で使用される。
・化粧石膏ボード
石膏ボード自体に化粧が施されており、種類が豊富。
ボード貼りの仕組み・使い方
【方法】
電気工事で指定の場所への配線や下地の取り付けを行い、その後ボード貼りの際に、指定の箇所へ穴をあけて配線を出す。
事前に通しておいた配線や下地を利用して、コンセントや照明器具などの設備の取り付けを行っていく。
電気配線を行う場合は、ボード貼りの作業者へ配線を出したい場所の指示を明確にしておく必要がある。
配線を出す場所や器具の取り付け位置は重要なポイントとなるため、しっかりと業者間で打ち合わせをすることが大切となる。
ボード貼りは、仕上げ工程である塗装やクロス貼りの前に行われる工程であり、ボード同士の継ぎ目に注意して施工を進めなければならない。
継ぎ目が広すぎれば騒音の原因となる一方、密着させすぎると無駄な圧力でひび割れの原因となる可能性がある。