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廻し引きのこぎり の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
廻し引き など
廻し引きのこぎりとは?
【英語名】
bracket saw(ブラケットソー)
sabre saw(サーブルソー)
引き廻しのこぎりは、壁の間仕切りや天井の石膏ボードを開口する際に使う。小さく扱いやすいのもあってプロの現場、特に電気工事においては大きく役立つ工具。
廻し引きのこぎりの仕組み・使い方
【使い方】
押切りタイプは押すときに切れ、引切りタイプは引くときに切れる。
石膏ボードを開口する場合、刃先を入れてスライドボックスの感触を確かめてから、中心部を横方向に切り込む。
その後、縦方向に切り込みを入れて上端・下端の横方向に切り込みを入れて開口する。
プロの現場で多く使用される押切りタイプは、通常ののこぎりと異なり押すときに切れるため、力の入れ具合を調整することが大切。
スライドボックスにあわせて切るようにすると、安全かつ正確に切断できる。
廻し引きのこぎりの仕様・スペック
【種類】
引き廻しのこぎりの種類は、主に固定式・可動式・折込式・収納式の4種類がある。固定式は柄と刃が固定されており、可動式は刃の角度が変えられるが折りたたみはできない。折込式は、刃の角度と折りたたみの両方が可能。収納式は、カッターナイフのように刃が収納できるタイプである。
引き廻しのこぎりで使用される刃の長さは、80~210mm。短いタイプが安定感がよく使いやすいが、ストロークの回数が多くなるのが難点。長いタイプは不安定だが、ストロークの回数が少ないので長く切るときは楽である。120mm程度のものが多く使用される。