母線 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
母線とは?
母線とは、主に受変電設備等の主回路になる導体のこと。
発電所や変電所から送電された電力を分配するための電線路であり、高圧の電力を効率的に、安全に供給する重要な役割を持つ。
高圧受電の需要家では、主に変圧器二次側から配電用の遮断器までの電線路を母線(幹線)と呼ぶ場合もある。
母線の仕組み・使い方
母線に使用されるのは、大容量の電力を負担できる銅帯やバスダクトを用いることが多い。
導体には、主に導電率が高く、耐久性の高い「銅」や「アルミニウム」等を使用する。
母線の仕様・スペック
【種類】
・単母線方式
・二重母線方式
・分離母線
母線の仕組み・特徴
【特徴】
・単母線方式
最も一般的。単一の母線で構成されるため、事故発生時に全体が停電する可能性がある。
・二重母線方式
二本の母線で構成されるため、どちらか一方が故障しても電力供給を継続できる。重要な施設で使用される。
・分離母線
複数の母線系統を分離して運用する方法。異なる系統間での影響を最小限に抑えることができる。
母線の廃棄方法
事業で使用したものは産業廃棄物として処分する。
