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キャノピースイッチ の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
プルスイッチ、紐引きスイッチ など
キャノピースイッチとは?
【英語名】
Canopy switch(キャノピースイッチ)
【意味・用途・役割】
紐を操作し電気をON、OFFにすることから通称プルスイッチとも呼ばれる。
対応している照明器具は直管型蛍光灯器具が多い。
直管蛍光灯器具の節電&省エネ対策に適した商品。
会社など照明器具が複数ある場合はONにすると全部点灯するが、1か所のみ点灯させたい場合にキャノピースイッチを取り付け、紐を引っ張ることでON、OFFが可能になる。
取付けスペースが狭い照明器具には、小型化された小型キャノピースイッチもある。
キャノピースイッチの仕組み・使い方
【使い方】
直管蛍光灯器具の側面に穴が開いている必要がある。
側面に穴が開いていない場合は、電動ドリルで任意のサイズ穴を開け取り付ける。
電気の配線工事になるので取付け、施工には電気工事士の資格が必要。
DIYで無資格の人が取付けをする人もいるが、取付け時の感電、誤配線によるショートによる火災の原因にもなり、すべて自己責任の上保険も効かないので注意が必要である。
取付け方法は、木ねじ取付専用と木ねじ取付不可のナット専用取付もある。
キャノピースイッチを取り付けるとプル式での点灯が可能になり、個別に電気を点灯させることができる。
キャノピースイッチの仕様・スペック
【サイズ】
キャノピースイッチは照明器具に直接取り付けるので通常でも小型サイズだが、最近の照明器具のスリム化に伴い、取付スペースも狭くなりさらに小型化された小型キャノピースイッチもある。
紐の長さも750mmや1,000mmなどさまざまな長さがある。
適合取付穴サイズもφ20やφ26、小型キャノピースイッチはφ10などさまざまである。
購入時には取付スペースの範囲、紐の長さ、適合取付穴サイズを事前にチェックする必要がある。
【回路方式】
片切
【結線方式】
巻締端子式
【耐用年数】
紐を引っ張る行為を繰り返すので何年かすると劣化し、壊れやすくなる。
【電圧】
火災の原因にもなるので、定格容量(例: 3A、300V、AC)以内で使用する。