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職人用語

塩ビカッター など

合成樹脂管用カッターとは?

【英語名】
Cutter for synthetic resin pipe(カッターフォーシンセニックレサインパイプ)

以下を切断する際に使用する。
・可とう性のないVE管(硬質ビニール電線管)
・自己消化性があるPF管(合成樹脂製可とう電線管)
・自己消化性がないCD管(合成樹脂製可とう電線管)

電源を要さず持ち運びが容易な点から、電気工事士の現場で欠かせない工具のひとつである。

合成樹脂管用カッターの仕組み・使い方

【使い方】
フックを外し、ハンドルを開いてパイプをセッティングする。その際、パイプが刃に垂直になるように注意が必要。

グリップを握り、カチッと音がするまでゆっくりと力を入れていく。音が鳴ったらハンドルを離し、再び音がするまで力を入れる。

パイプが切断されるまで一連の動作を繰り返す。

【原理】
グリップを握ることにより、ハサミで切るように容易にパイプを切断できる。大きな刃をラチェット方式で動かすので、少ない力で簡単に切断でき、切断面も潰れず綺麗に仕上がる。

合成樹脂管用カッターの仕様・スペック

【種類】
切断するパイプの外径に合わせられるよう、サイズは大小さまざま。ラチェット方式が主流だが、刃をくるくる回転させながら切断するカッターホイール式もある。

一枚刃の製品が多いが、3枚刃や4枚刃のものもあり、サイズはそれだけ大きくなる。

切断能力が高くなるほど大きさ・重量も増し、値段も高くなる傾向。

小さいサイズのものは持ち運びに便利だが、切断できるパイプの外径が限られるので、購入前に必要サイズを確認する必要がある。
少し大きめの方が幅広い外径に対応でき、切断の際にかける力も少なく切断が容易。

【サイズ】
パイプの種類が豊富なため、それに合わせてサイズもさまざまである。メーカーにより多少サイズ感が異なるので注意が必要。

細いパイプ用の小さいものは250g前後と扱いやすく、大きなものになると1Kg前後と重くなる傾向。
全長は20cm前後のものが多く、中には40cmを超えるものもある。

【耐久性】
替刃が販売されているため、刃を交換すれば長年使用できる。

【付属品】
メーカーにより異なるが、替刃や電線モール用アタッチメント、異型パイプ用のアタッチメントが付属されているものもある。

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