D種接地工事 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
D種接地工事とは?
電気設備を保護するために行う工事で、接地極や電線等を使用して大地と機器を電気的に接続する作業のこと。
D種接地工事は、規定により下記の基準を守らなければならない。
<電気設備技術基準の解釈 17条>
・接地抵抗値は100Ω以下
(低圧電路において、地絡を生じた場合に0.5秒以内に当該電路を自動的に遮断する装置を施設するときは500Ω以下)
・接地線の太さは直径1.6mm以上
(回路によって使用する電線の太さを選定する必要がある)
D種接地工事の仕組み・使い方
D種接地工事
・使用電圧が300V以下の低圧用機器の鉄台などに施す機器接地
接地の必要な電気器具の例
・金属の外箱を持つ分電盤等
・使用電圧300V以下の回路で使用される金属管やケーブルラック
・洗濯機や電気温水器等の水気や湿気の多い場所で使用する電気器具
・井戸のポンプ、自動販売機、エアコンの室外機で屋外使用する電気器具
・商店や工場等のエアコン、工作機器、溶接機等の200Vで使用する電気器具
等
ただし、接地工事には省略規定が多くあるため、上記の限りではない。「電気設備技術基準の解釈 17~19条、28~29条、123条」等が参考になる。
