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規約電流 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
規約電流とは?
【意味】
規約電流とは、誘導電動機の保護計算を行う場合に、「汎用電動機」のケーブルサイズや配線用遮断器のサイズを選定するための全負荷電流値のこと。
正確な全負荷電流値は、メーカーの測定値を用いれば確実な保護計算が可能だが、誘導電動機の定格電流が不明な場合は、「汎用電動機」であれば内線規程に定められた規約電流を使用してもよいとされている。
「汎用電動機」であれば、メーカーの仕様が不明確な場合であっても、規約電流を基にケーブルサイズや遮断器の設計を行うことができる。
ここで言う「汎用電動機」とは、内線規程には明記されていないが、一般的に
・三相かご形誘導電動機
・単相電動機
・直流電動機
等を指す。
インバーターを使用した電動機、エレベータやエアコン等の特殊な用途の電動機等の定格電流(全負荷電流)は、メーカーや制御により異なるため、製造業者の技術資料を参照しなければならず、注意が必要。