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コンベックス の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
スケール など
コンベックスとは?
【英語名】
Convex(コンベックス)
金属製のメジャー(測定器)のこと。凸(とつ)を英語で訳すとConvexであり、測定器の金属テープ断面が湾曲(凸)していることからコンベックスと呼ばれている。
ナイロンの柔らかいテープの巻き尺に対し、コンベックスは固い金属テープで折れ曲がらないのが特徴である。高い場所の測定や長い距離を正確に測ることが可能。
作業現場や建築士が使用することが多く、メートル単位の他に尺貫法の目盛り付きがある。
コンベックスの仕組み・使い方
【使い方】
金属テープ先端に金属のツメがついているので、ツメを引っ掛けることにより1人での測定が可能。
ツメ部分にマグネットがついている磁気フックは片手で測定できるので、作業効率をアップできる。
落下防止ホルダー(メタルバックル設計)付きの製品はベルトや腰袋に装着でき、携帯に便利。
ロック機能があるので、手を離してもテープの巻き戻りを防いでくれる。固い金属テープを勢いよく巻き戻すと、指をケガする恐れがあるので注意。長い距離を測った時に巻き戻す際は1回で巻き戻すのではなく、何回かに分けて巻き戻すと指のケガを防ぐことができる。
手袋を使うのも安全対策のひとつである。
コンベックスの仕様・スペック
【種類 】
巻き尺の他、より高精度なレーザーで測定するデジタルコンベックスがある。巻き尺測定&レーザー測定の切り替え可能なデジタルコンベックスもあり、1台2役が特徴。
【長さ・幅】
金属テープの長さは使う用途により4.5m、5m、5.5m、7.5mなど。
テープ幅は16mm、25mm、27mmあるが、比較的細い16mm幅テープの場合は使用回数を重ねると折れ曲がりの癖が付きやすいので注意。
耐久性を重視するなら幅27㎜や極厚テープなど、太い金属テープがおすすめ。