コア抜き の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
コア抜きとは?
床や壁に円筒状の穴をあける作業のこと。配管や配線を通すために行う場合や耐震テストに用いられることもある。穴あけの際には専用ドリルを使い、円筒形の穴をあけるのが特徴。
コア抜き工事と似たものに、「スリーブ」という貫通孔(かんつうこう)の施工がある。穴をあける行為自体は同じだが、スリーブはコンクリートを流し込む前にあらかじめ紙製のボイド管等を設置して配管やダクトを通すための貫通孔を用意する工事のこと。
コア抜き工事は、完成した壁にドリルによって穴をあける作業のことである。
コア抜きの仕組み・使い方
通常、コア抜きを行う際は「エックス線作業主任者」がレントゲン検査を行い、壁や床の内部にある鉄筋、電線、通信線の位置を特定する必要がある。
鉄筋を切断すると構造強度が損なわれ、建物の安全性が保証できなくなる場合がある。
過去には、正しい手順を踏まず、不適切なコア抜きを実施して建て替え工事が行われた事例もある。
