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職人用語

カップ、継手、つなぎ など

カップリングとは?

【英語名】
Coupling(カップリング)

配線する場所により、薄鋼電線管や金属管の始点・終点、またはそれらを中継する地点をつなぐ役割を持つ。
同じ管同士を繋ぐのはもちろん、サイズが違う管や鋼製と樹脂製など材質の違うものの相互を繋ぐときにも役立っている。

【類似材料】
カップリングと同じく電線管や金属管を繋ぐ用途のものとして、ノーマルベンドやユニバーサル、ボックス、ボックスコネクタなどがある。

カップリングの仕組み・使い方

【施工方法】
電線管や金属管をカップリングの両側にねじ込み、接続する。
カップリングは、ねじつきの電線管・金属管に使用し、ねじなしカップリングは文字通りねじのない電線管・金属管に使用するものである。

ねじなしカップリングはそのままでは抜け落ちてしまうため、カップリングに付属している止めねじを締めて固定する。

接続の際は接続不良を防止するため、管を切断した場合はバリを十分除去したのち、挿入が浅くならないように深さを確保するためマーキングをし挿入する。

屋外での用途で使う場合、雨水などの侵入により内部の電線がショートしたりしないよう、袋ナットや防水パッキンなどの防水処置を施したうえで接続する。

カップリングの仕様・スペック

【種類】
1)カップリング
ねじがある管同士を接続するときに使う。

2)ねじなしカップリング
ねじのない管同士を繋ぐ。

3)コンビネーションカップリング
止めねじが片方にのみついており、ねじなし金属管と2種金属製の可とう電線管といった種類が異なる管をそれぞれ繋ぐ。

4)PF管用カップリング
PF管と呼ばれる合成樹脂製の可とう電線管同士を両側に繋ぎ、Oリング使用で防水型にもなる。

5)TSカップリング
PVC材からなる硬質塩化ビニル電線管(VE管)の相互を繋ぐ材料として代表的に使われている。

また、管を回さず、左右ボルトのような形状のカップリングを回して接続や固定をおこなう「ユニオンカップリング」と呼ばれるものもある。
これは水道・空調設備に使われる管を繋ぐ際最も一般的に使われているものである。

【規格】
JIS C 8330 により、金属製電線管用の付属品として性能が定められている。

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