現場のお役立ちツール
出面 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
出面とは?
【意味】
建設業界の専門用語であり、現場に出ていた一日あたりの労働者の人数のこと。
現場や状況によっては、日雇い労働者に支払う日当のことを指す場合もあり、各現場や企業によっても意味合いはさまざまである。
出面は、「出面表」や「出面帳」と呼ばれている出勤簿に記載して管理することが多い。
下請けとして契約する際は、給与が日当で計算されることがあるため、この際に使用されるのが、出面で管理された出勤簿となる。
この出面は、作業員の稼ぎや会社の売上げに直結する重要な数字のため、入力ミスは許されない。
入力ミスなどのトラブルにあらかじめ備え、作業員は出面帳とは別で数字を把握しておく必要がある。
また、この出面帳は給料の計算だけでなく、現場の安全時間や無災害記録を計測する時にも役立てられている。
作業員の労働状況が可視化することができるため、業務効率化を図る上でも有効であり、作業員本人だけでなく企業にとっても重要な書類の一つである。
出面の仕組み・使い方
【管理方法】
当日の業務量と工期を照らし合わせて作業を完了させるためには、必要な人数はどれだけ必要かといった現場の動きへの理解が必要。
そこで、出面帳を作成して出面の管理を行うことが有効となる。出面は非常に重要な数字であり、企業ごとの管理方法を理解して正しく処理することが必要である。
また、作業日報や作業報告書などは従来紙ベースで管理されていたが、最近ではパソコンやスマホを用いて管理ができるようになっている企業も存在する。