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ダクトとは?

ダクトとは、電気工事における配線方法の1種である金属ダクト工事に用いられる材料のことを指す。
金属ダクト工事とは、鉄で作られたダクト内に電線、ケーブル類を収めていく工事方法である。

似たような施工方法として、金属線ぴ工事がある。施工技術基準で定められているものとしては、収めるダクトの幅が5cm以上の場合は金属ダクト工事。
5cm以下の場合は金属線ぴ工事となる。幅5cm未満のダクトとは、メタルモールやレースウェイなどのことを指す。

金属ダクト工事は、主に乾燥している環境において使用される施工方法であり、多数の幹線ケーブルなどを配線、保護する場合において使用される場合が多い。
湿気、湿度の高い場所においての施工方法としては選択されない。

ダクトの仕組み・使い方

【施工方法】
屋内、屋外問わず施工される金属ダクト工事であるが、施工する場所によって施工方法は異なってくる。

屋内において天井内への取付けの場合は、天井面からボルトを下げ、支持金物をボルトに取付けし、その上に金属ダクトを載せ、固定金物を用いて固定していく。

屋内外の壁面取付けの場合は、壁面からボルトをだし、支持金物をボルトに取付けし、金属ダクトを取付け、固定。もしくはボルトに直接金属ダクトを取付けし、固定する。

屋内外の床面取付けの場合は、床が均一である場合には床面からボルトを出し、直接金属ダクトを取付け。床面に段差があったり、他業種の設備や他施工物が妨げとなったりする場合には、床取付け部材を用い、高さ調整やルート変更などを行い施工していく。

ダクトの仕様・スペック

【規格】
金属ダクト工事において使用されるダクトは、電気設備技術基準において定められている「幅が5cmを超え、鉄板の厚さが1.2mm以上の堅ろうな亜鉛メッキ加工を施した金属製の樋」のことを指している。

【耐用年数】
基本的には亜鉛メッキ加工を施しているため、サビなどの腐食には非常に強くなっており、耐用年数としては施工する条件、環境にも左右されるが10~20年ほどは問題なく使用できる。

しかし、一カ所腐食や傷などが発生すると、そこからサビや劣化が広がっていくため劣化は著しく早くなり、腐食箇所の修復、補修などが求められる。

ダクトの仕組み・特徴

【役割】
金属ダクト工事において、金属ダクトに求められることはまず第一に電線、ケーブル類の保護である。
特に電気においてメインとなる主幹ケーブルなどが金属ダクト内に収められることが多いため、害獣による被害や、ほこりや雨だれなどのケーブル劣化、損傷の外的要因からケーブルをしっかりと保護することがことが重要となる。

また、見た目の美しさ、景観をよくする目的もある。
電線、ケーブル類が露出されている状況で放置されているとケーブルの劣化などの心配はもちろん、見た目が非常に悪くなる。
金属ダクト工事においては配線完了後に、蓋を用い電線、ケーブルを保護するため、露出で電線が見えているよりも美しくなり、景観を損ねることもない。

ダクトの廃棄方法

金属ダクト類の廃棄方法としては、主材料が鉄となるため基本的には鉄くずとして処分することになる。各工事現場内で廃棄する際には鉄くずごみの収集場所へ廃棄する。

持ち帰って処分する場合には、家庭ごみ、一般ごみのうち燃えないごみとして取集場所へ出すことはできず、最寄りのスクラップセンター、産業廃棄物処理場へ持ち込んで買い取り、もしくは処分費用を払い処分してもらう。

金属ダクトには亜鉛メッキ加工も施されており重量もあるため、運搬の際には細かく切断し、分割して運ぶのが望ましい。
また、切断部はバリがでるため、素手での持ち運びは十分な注意が必要。手袋といった保護具を着用することが推奨される。

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