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ゴーグル の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
保護メガネ など
ゴーグルとは?
【英語名】
Protective goggles(プロテクティブ ゴーグル)
Safety goggles(セーフティ ゴーグル)
Protective eyewear(プロテクティブ アイウェア)
作業中に発生する粉塵、飛沫、火花、熱、煙、飛来物、有害光線や紫外線などから作業者の眼を保護する役割を果たす。労働安全衛生規則などにより、着用の必要性に関わる条文が定められている。
一般的な視力矯正用メガネとは異なり、種類・形式・品質がJIS規格T8147によって定められている。そのことにより、耐衝撃性・耐摩耗性・耐熱性などが担保される。
ゴーグルの仕組み・使い方
【使い方】
両手で持ち、両耳と鼻の3点に均などに重量がかかる位置に調節。作業者自身に合わせてレンズの角度やつるの長さを調節する。ゴーグル形の場合は、ヘッドバンドが緩くなりすぎないように調節する必要がある。
【安全】
使用前には必ず取扱説明書を熟読し、以下の点を入念に確認。
・レンズやアイピースの傷
・透明度
・フレームに正しく入っているか
・フレームの歪み
・がたつき
・各ネジ部の変形変質
・緩み
・ヘッドバンドの切創
・伸縮性や材質の劣化 など
また、サイドシールド付(アイカップ形やゴーグル形など)のものを使用すると、隙間からの異物侵入が防げるため、安全性が向上する。事情が許す限りこうしたタイプの使用が推奨される。
ゴーグルの仕様・スペック
【種類】
保護メガネにはいくつか種類があり、主に以下のタイプに分類される。
・スペクタクル形:一般的なメガネタイプ
・フロント形:ヘルメットや帽子に取り付けるタイプ
・ゴーグル形:眼全体を覆いヘッドバンドで固定するタイプ
それぞれ一眼式、二眼式があり、スペクタクル形にはサイドシールド(側板)付のものやアイカップ形、ゴーグル形には視力矯正用メガネの上から掛けられるオーバーグラスなどがある。
レンズの素材、表面加工の有無にも違いがあるので、各種作業内容や使用用途に合ったものを選ぶことが重要。
小型~大型などサイズもさまざまであり、安全性・機能性のみならず、使用時の快適性や時代に合わせたデザイン性も考慮されている。
【規格】
JIS規格T8147で定められた規格の通り、透明度や耐衝撃性能、把持性能、ヘッドバンド部強度などの試験に合格したものには必ずJISマークが刻印、記載されている。