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職人用語

はちかき、8の字巻き など

八をかくとは?

【意味】
電線ケーブル巻きの方法の種類の一つ。
電気工事の現場では、電線を日々大量に使用、現場によっては、何十メートルもの長距離の電線が必要になる場合がある。普通に束ねておくと、いざ使用したいときに電線ケーブルがよれてしまい、ほどくのに時間を必要以上に要してしまいかねない。そのため、有効な巻き方の一つとして「八をかく」というやり方が用いられる。

八の字巻きは、信号用のMVVSやシールドがある電線など、電線自体に癖が強い場合に向いている巻き方となり、八の字を書きながら巻いていく巻き方から、八をかくと呼称されるようになった。

巻き始めの八の字の大きさで全体の束の大きさが変わってくるため、巻き始めの大きさが重要となる。

八をかくの仕組み・使い方

【方法】
8の字巻きは「順、逆、準、逆」と電線ケーブルを交互に繰り返して巻いていく。

手で行う場合は、左手でケーブルの端を持ち、右手でケーブルを手繰って輪を作り、2巻き目は逆の輪を作って、それを繰り返していく。

作業に不慣れな場合には、床に置いて8をかくようにまとめていくとスムーズである。

最後に両端を束ねていくと8の字巻きの完成となる。

電線ケーブルがよじれないように、まとめて簡単に使用できることが目的であるため、不慣れなうちは丁寧に作業をすることが重要である。

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