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一次側・二次側 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
一次側・二次側とは?
【意味】
一次側、二次側とは、電気工事、通信工事や設備工事などで主に使用されている用語。
上部側、下部側と言われることもある。
基本的には、施工・設置するものを基準とした場合、施工した設備に流れてくる、あるいは送られてくるほうを一次側、施工した設備側を二次側と呼ぶ。
また、その設備から見てそれ以上他の設備へ向かっていかない場合には、当該設備を末端とする。
電気工事、通信工事においてはさまざまな呼び方がある。上部側、下部側以外の呼び方の一例としては、以下の通りである。
・電圧側、無電圧側
・受け側、送り側
・柱側、家側、
・イン側、アウト側
・親側、子側
ただし、基本的にすべて同じ意味合いであるため、工事や施工の打ち合わせなどをする際は、相手側やその時々の状況に合わせて使い分けることが推奨される。
一次側・二次側の仕組み・使い方
【注意点】
電気工事、通信工事においては電力トランス、基地局側を一次側とし、そこから各家庭への引き込み線以下の設備から先を二次側と考える。
建物内、家庭内からはメーター側を一次側とし、分電盤側以下が二次側となる。
照明や各コンセント側から考える場合には、分電盤は一次側となる。
分電盤側から考える場合は引き込み線、トランス側が一次側である。
打ち合わせや話の中で、視点の基準をどこにするかによって捉え方が変わるため注意が必要。