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職人用語

ビニテ、ビニルテープ など

絶縁テープとは?

【英語名】
Insulating tape(インシュレーティングテープ)

電線などの絶縁処理をする用途で、感電や火災を防ぐために使用される。 ホームセンターなどでも容易に購入でき、別名ビニルテープとも呼ばれる。

電気を通さない性質を備えた粘着テープの一種であるが、中には耐熱性に優れたテープや、風雨にさらされる屋外で使えるテープなど多くの種類がある。電気工事だけにとどまらず、自動車整備などにも使用される。

高い絶縁性と柔軟性があり、伸びやすく、燃えにくいなどの特長がある。
また、配線の区別のためにさまざまな色のラインナップがある。

絶縁テープの仕組み・使い方

【使い方】
基本的には、電線部分の絶縁に使用。電線の被覆がない対象部分に使用し、引っ張りながら巻き付ける。

絶縁作業だけでなく、配線の補修・結束などさまざまなシーンで使用される。

手で切り取ることができるものが多いが、切断面がいびつだと剥がれてくるリスクがあるため、カッターやニッパーなどで綺麗に切るほうが耐久性も高くなるので推奨される。

ガラス繊維系は耐熱性の点で塩化ビニル系より優れており、高温になりやすいモーターコイルなどの絶縁に適している。

絶縁テープの仕様・スペック

【種類】
塩化ビニル系、アセテート系、ブチルゴム系、ガラス繊維系に分けられる。

[塩化ビニル系]
耐熱温度80度。伸縮性が高くさまざまなシーンで使用され、絶縁だけでなく色による識別・管理などに使われる。安価であることがが多い。

[アセテート系]
耐熱温度105度。手などで容易に切れる性質があるため、両手が使えないシーンなどで使われる。塩化ビニル系に比べ価格は高い。

[ブチルゴム系]
耐熱温度260度。粘度が高く、水圧が低い水漏れなどに強いのが特徴。湿気が多い箇所や室外の絶縁に適している。

[ガラス繊維系]
耐熱温度400度。 モーターやトランスコイルなど高温部の絶縁に使用される。粘着剤にシリコンが使用されるなど、特殊な作業に使用されることも多い。価格は5,000円程度。

耐熱温度は商品によりさまざまなので商品詳細を参照し確認が必要。

【使用範囲】
絶縁テープの素材によって温度環境や室内外、絶縁性能などは変わる。使用する場所などによって使い分けが必要。

感電や漏電、高温箇所に使用するかなど、適した素材を選定することが非常に重要である。

【サイズ】
10~100mmとさまざまな規格があり、絶縁作業(電線部分を巻きつける)においては取り回しがしやすいことから、19mmが主流である。

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