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絶縁体 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
絶縁体とは?
【英語名】
Insulator(インシュレーター)
絶縁体とは、電気を通さない物質のことを指す。
電気が流れているものに触れると感電するが、絶縁体に覆われていると感電することはない。
ゴムや木、ガラスやプラスチックなどは電気を通さない絶縁体である。
電線などは絶縁体で覆われている。
電気を流す電線は裸のままだと感電の恐れが高いので、触れるようにするために絶縁体が使用される。
身近なもので例えると、電源コードやスマートフォンのタッチパネルなど多くのものが該当する。
絶縁体があるおかげでさまざまな電化製品が使用できている。
【類似部材】
・導体、半導体、不導体
絶縁体の仕組み・使い方
【使い方】
電源コードや電柱などに電線を取り付ける碍子(がいし)などに使用される。
また、ゴムやプラスチックとして制御盤内へ組み込まれ、感電防止の役割で使用されることもある。
絶縁体の仕様・スペック
【規格】
電気を通すのが導体なのに対して、電気を通さないものが絶縁体(不導体)である。
【種類】
絶縁体となるものについては、以下のようなものがある。
・ゴム
・ガラス
・プラスチック
・木
・紙
・空気
・油
・ビニル
導体はケーブルの心線部分に多く使用される。
導体は伝導電子が多く、銅や鉄、金銀アルミなどが該当する。
半導体は、温度によって導体にも絶縁体にも変化するものである。
シリコンが例として挙げられる。
シリコンは、温度が低いと固体になるため絶縁体になる。
反対に温度が高いと、導体へと変わる。
もともとシリコンは電気を通しにくいが、さまざまなものと組み合わせることで半導体となる。
絶縁体の仕組み・特徴
【仕組み】
絶縁体が電気を通さない仕組みとしては、伝導電子(自由電子)を持たないもしくは、少ないからである。
伝導する電子が少ないため、電気が流れても電子は伝導しないことから電気を通さないのである。
ただし、あまりにも強力な電流が絶縁体にかかると、絶縁破壊を起こし絶縁体が壊れてしまう。
絶縁体には、絶縁耐力というものが存在するが、あまりにも高い電流が流れてしまうと絶縁破壊を起こしてしまう。
【特徴】
絶縁体は、電気から人間を守るためだけでなく、さまざまな機器の動作にも役立っている。
絶縁体の廃棄方法
【産廃方法】
絶縁体といわれるゴムやプラスチックなどは、廃プラに分類されるので、産業廃棄物処理する際は、廃プラスチック類として処分する。