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インバータ の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
インバータとは?
【英語名】
Inverter（インバータ）
インバータは直流を交流に変換することや周波数を操ることも可能なため、電気工事において主な役割として周波数の60HZ・50HZを任意に変更し、モーターの回転速度を制御する電源回路、またはその機能を持つ装置のこと。
逆変換回路・逆変換装置とも呼ばれるが、インバータという呼称がおおむね一般的である。
家庭での役割は家電製品に多く、冷蔵庫・洗濯機・エアコン・蛍光灯などさまざまなものに使われている。
産業施設での役割は、モーターの回転数を変えることによりベルトコンベアなどのマシン制御に大いに役立っている。
【類似材料】
インバータとは真逆の役割を持つものとして、コンバータがある。
コンバータは交流を直流に変換する。
産業用機械において、インバータとコンバータを組み合わせて使用しているものが多い。
インバータの仕組み・使い方
【使い方】
インバータの運転は、それぞれ使用する機器によって操作方法やパラメータの種類が異なるので、使用する際は使用する機器に付属の操作および各種関連するマニュアルを熟読し正しい取り扱いをすることを心掛ける。
感電事故などを防止し安全に使用するため、通電中に端子に触れず可動部へ手を入れないこと。またカバーを開けるときには電源を切るか、十分に安全を確認したうえで作業するなど必ず安全に配慮して作業を実施する。
インバータの仕様・スペック
【種類】
パラメータやオプションなどさまざまな種類や機能がある。
運転モードとしては、外部運転（外部指令信号による運転）・PU運転（操作パネル、PUによる運転）・外部/PU併用運転（外部信号とPU運転を併用する運転）・NET運転（RS-485通信やオプションによるネットワーク運転）がある。
インバータの廃棄方法
【廃棄方法】
インバータを廃棄するときは、必ず認可を受けた「産業廃棄物収集運搬業者」あるいは「産業廃棄物業者」に依頼する。
専門業者に依頼せずに処分すると、コンデンサによる爆発や有毒ガスが発生するなど人体、さらには命に危険がおよぶ可能性もあるので極めて危険である。
また、回収や運搬・処分を依頼する際、認可を受けていない業者が行うと、環境省が定める「廃棄物の処理及び清掃に関する法律（廃棄物処理法/法律第137号）」により罰せられるので、依頼する業者も慎重に吟味する必要がある。
