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壁固定 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
壁ドン など
壁固定とは?
【意味】
壁固定とは壁に対して設備や配管などを固定することを意味する。
また、壁にぴったり沿って施工すること、寸法を図る際に使う場合は壁から寸法を出していくという意味合いでも使う。
その他「天井ドン」あるいは「天ドン」ということもあり、これは天井に対してぴったりに施工することを指す。
壁に設備や配管支持材などを固定する場合には、基本的に下地材、LGSや木などにビスをきちんと打たなければならない。
下地材にビスを効かせずに石膏ボード面のみにビスで設備を固定すると、設備の落下や転倒の危険性があるので注意が必要である。
ただし、設備を設置する場所に対して下地材がない場合には、ボードアンカーと呼ばれる石膏ボードに対してビスを効かせることができる部材を用いる。
壁に重量物を止める場合には、施工する設備の重量や部材などの耐荷重をしっかりと計算し、壁固定施工を行うことが重要である。
壁固定の仕組み・使い方
【注意点】
壁ドン、天ドンの他にも「壁ピッタリ」「壁ぶつけ」「壁付け」など、さまざまな呼び方が用いられる。
都度ごとに呼び方が変わってはくるが、基本的な意味合いは同じである。そのため、状況に合わせて言葉を使い分けることが必要となる。
設備壁固定の際には、クロス貼りの仕上がりが終わってから施工する場合もあるため、仕上がり物に対して施工する場合には傷をつけないよう養生をするなど、傷対策をしっかり行ってから施工に取り掛かることが重要。