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空配管 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
空配管とは?
【意味】
空配管とは、電気、通信工事において使用される用語、施工方法。
空配管という言葉の表す通り、電線などが何も入っていない空の配管のことを意味する。
空配管は、壁や天井などで隠ぺい配線をする場所において配線がまだ終わっていない状態で壁や天井が先に貼り終わってしまうような場合に、あらかじめ壁や天井から点検口や後から作業ができる場所まで空配管を伸ばしておくことにより、配線時に通線を容易にするために使用される。
空配管の仕組み・使い方
【範囲】
空配管は、線が入っていない状態、使用されていない状態の配管全般のことを意味する。
そのため「PF管」「CD管」など地中埋設のケーブル保護管の種類を問わず、線が入っていないものすべてを空配管と称す。
配管には呼び線と呼ばれる鉄線が入れてある場合もあり、配線を通線する際には、この鉄線を使用することによってより容易に配線、通線することが可能となる。
基本的に、呼び線が入っていない場合には、スチールワイヤと呼ばれる通線道具を用いて通線作業を行う。