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片追いとは?

【意味】
建築現場において寸法出し、墨出し作業中において頻繁に用いられる用語。
意味としては言葉の通り、片側から追いかける、片側一方から寸法を出していくことである。

建築現場にはおいては必ず建築図面が存在し、決められた寸法、取り付け位置で器具や設備の取り付けなどを行っていく。
しかし、必ずしも図面通りの寸法ですべてがきちんとおさまっていない場合も起こり得る。
そのような場合の寸法、墨出し作業時に片追いが用いられる。

たとえば、照明器具の取付け時に建物の両側から図面通りの寸法を出していくと、本来ぴったりになるはずの中心で寸法が揃わない時がある。
このような時に、図面通りに両側から寸法を出していくのを諦めて建物の一方から寸法を出していき、照明器具の取り付け場所を決定していくことがある。これらの工程を片追いという。

片追いの仕組み・使い方

【注意点】
片側から追いかけるため、片追いという呼び方となっている。ただし、どこか一カ所基準点を決めてその基準点から同一方向へと寸法出し、墨だしをしていく場合にも、片追いという言葉が使われているので注意が必要である。

図面があり、寸法がきちんと出ている場合に片追いだけで寸法、墨だしをしてしまうと、図面と寸法が合わない、あるいは墨だし位置がおかしいということになってしまう場合がある。
そこで、都度ごとの状況に合わせて、墨だしのやり方を適時合わせることが大切となってくる。

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