漏電 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
漏えい電流 など
漏電とは?
電気配線や電気器具等は、電気が漏れないように「絶縁」処理されている。
電線等が傷ついたり、老朽化して被覆が損傷する等の原因により、本来電気が流れるべきではない電気回路の外部に電気が漏れ出る現象を「漏電」という。
似た言葉として「地絡電流」があり、それぞれ、内線規程(JEAC 8001-2022)では下記のように定義している。
・漏えい電流(漏電)
電路以外に流れる電流であって、電路の絶縁体の内部および表面並びに空間を通じて線間または大地との間に流れる電流をいう。
・地絡電流
地絡(電気回路と大地が電気的に接続される状態)によって電路の外部へ流出し、火災または人や家畜の感電、もしくは電路、機器の損傷などの事故を引き起こすおそれのある電流をいう。
2つの大きな違いは「どこに電気が流れるか」だが、一般的には明確に区分することは少なく、どちらも同じ意味として扱う場合が多い。
