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レベル の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
高さ など
レベルとは?
【意味】
電気工事においてレベルは、高さを指す用語として使用する。
高さとは、垂直に上に伸びる距離のことであり、一般的に高さはHeightを略したHで表現することが多いが、電気工事ではレベルを用いている。
【使い方】
レベルは、「コンセントはFLからレベルが300の位置」のように、電気工事で取り付け・設置する機器などの、高さの位置を指すときに使用する。
また、レベルは水平、基準の意味で使用することもある。
例えば、配管などを行う際に「このレベル(高さ)で固定していってください」などのように使用する。
なお、電気工事が関わることが多い建築現場では、高さを意味する用語が複数存在する。
例えば、先ほどのFL(Floor Level/フロアレベル)は、地面からフローリングなどの床面までの高さを指す建築用語である。
このほかにも、次のような高さを指す建築用語がある。
・GL(Ground Level/グランド・レベル)・・・地面からの高さ
・SL(Slab Level/スラブ・レベル)・・・地面からフローリングなどの下にある構造部材の天端までの高さ
・CH(Ceiling Height/シーリング・ハイ)・・・FLから天井までの高さ
・FH(Formation Hight/フォーメーション・ハイ)計画高、つまり設計の高さ
これらは建築物の構造図、設備図などでそれぞれの高さを示すために記されているので、知っておくと電気工事においても機器や部品の取り付けで役に立つ。