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職人用語

軽天、軽量 など

軽量天井とは?

【英語名】
Lightweight ceiling(ライトウェイトシーリング)
軽量鉄骨はLight Gauge Steel(ライトゲージスチール)略してLGSとも呼ばれている。

【意味・用途・役割】
非住宅建築に使われることが多く、学校や大きな店舗、ビル、企業の事務所などに多く使用されている軽量鉄骨の天井。
コンクリート造の躯体に天井や壁、間仕切りなどを作るための骨組みとなる軽天工事。

厚さ0.5mmの軽量鉄骨材(鋼材)を使用し取り付ける。
鋼材は薄く軽量なことから天井材に適しており、木材よりも燃えにくい特徴もある。
他にも湿気にも強く耐久性があり、加工性にも優れているので工期の短縮になる。

軽天により天井を作るときは格子状の鋼材を天井から吊るすように取り付ける。
天井面積構成部材等の質量は2.0kg/m2以下で、照明器具や設備機器で超える場合は別の吊元が必要になる。

軽量天井の仕組み・使い方

【使い方】
軽天工事後、天井に空調設備や配管など、電気配線工事を行う。
その後、天井には下地材、ボードを貼り付けるが、その際に照明や設備機器を取り付ける箇所を支持する必要がある。

天井には主に照明の仕込みをするので、電気工事業者がレーザーや墨つぼなどで墨出しをする。
ダウンライトなどの埋め込み器具の墨出しや、ボックスを入れる器具の仕込みなど主に照明器具の仕込みが多い。

電気工事業者が赤色マジックで印を付けてビニルテープを目立つように垂らし、開口部を分かりやすくする必要がある。
この目印を基準に照明器具やダクト吹き出し、コンセント、スイッチの位置を開口する。

開口したことにより天井下地材の野縁が切断された場合は、野縁と同材で開口部の補強をする。
このことから開口部の間違いがないように、軽天工事業者と電気工事業者との意思疎通が肝になる。

照明質量が軽く躯体への負担が少ない天井一体型照明もある。
この商品なら天井材の切断や補強をせず設置が可能になり、軽量天井に直に照明器具を取り付けるので別吊元の設置もいらない。

軽量天井の仕様・スペック

【耐久性】
軽天が木材の場合は腐食や湿気の影響を受けてしまうが、鋼材を使用しているので木材に比べ耐久性がある。
シロアリなどの害虫のリスクもない。

【耐圧性・サイズ】
鋼材なので木材よりも強度は高く、しかも木材よりも軽量で加工がしやすいのが特徴。
木材より軽く現場への搬入がしやすい特徴もある。

【難燃性】
木材の骨組みとは違い鋼材で骨組みを作ることから、難燃性にも優れている。

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