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職人用語

主幹、メイン など

メインブレーカーとは?

メインブレーカーとは、電柱上の変圧器から各家庭へ引き込みされ、電力会社によって設置されたメーターを介して分電盤内に流れてきた電気がまずはじめに入るブレーカーのことである。

漏電ブレーカーに分類され、分電盤内ではこの漏電ブレーカー、メインブレーカーからさらに枝分かれして子ブレーカーと呼ばれるブレーカーに接続されている。
そこから各部屋内などへと配線が伸びていく。

家庭内や建物内での電気の使用中に、各ブレーカーのアンペア数を超えたアンペア数の電気を使用すると各ブレーカーが動作し、電路が遮断される。
また、漏電を検知した場合には漏電ブレーカー、メインブレーカーが動作し、電路の遮断を行う。

メインブレーカーの仕組み・使い方

【施工方法】
メインブレーカー、漏電ブレーカーは基本的には注文した分電盤内、配電盤内に取付けされており、現場での施工の際には主幹の幹線ケーブルをはさみこむ作業がメインとなってくる。

住宅において電気の契約アンペア数を上げる工事を行った際に、メインブレーカーの交換が発生することがあり、その時には古いメインブレーカーから交換工事をしなければならない。

この時に電気が止まっていない状態、つまり活線状態で主幹のケーブルを外して作業する場合もあるが、非常に危険な作業になるため十分な注意が必要である。

主幹のケーブルをメインブレーカーから取り外す際には1本ずつ注意して外し、必ずビニルテープで絶縁処理を行う。
もちろん復旧する際も、ビニルテープを1本ずつ外しながら復旧作業を行う。

メインブレーカーの仕様・スペック

規格
メインブレーカー、漏電ブレーカーの規格としては基本的には製品そのもののつくり自体は各メーカーでも同じであるが、メインブレーカーの遮断器の働くアンペア数が変わってくる。

20A、30A、40A…と契約電力量によって、設置するメインブレーカーはその都度変わってくるため、選定はしっかり行う必要がある。

また、分電盤自体を交換してしまう場合もあるが、この時もともと合った分電盤よりもサイズが小さい場合などには、壁面の開口部分や、クロス仕上げを行っていない部分などが露出してしまう可能性も十分にある。

そのため、分電盤を注文する際にはしっかりとサイズの確認を行い、発注することが必要になってくる。

メインブレーカーの仕組み・特徴

【仕組み】
メインブレーカーが電路を遮断する仕組みは、難しそうに思えるが非常に簡単であり、使っている電気の総量がメインブレーカーの許容アンペア数を超えたら遮断する、それだけである。

メインブレーカー、漏電ブレーカーの先にある子ブレーカー側でも許容アンペア数を超えたら遮断する仕組みになっている。

一例を挙げると、メインブレーカー、漏電ブレーカーが40A、子ブレーカーが20Aで5個ついていた場合、各子ブレーカーが10Aずつ使用していたらメインブレーカー、漏電ブレーカーは遮断される。

子ブレーカー1個のみで20Aを超えた場合にはメインブレ―カー、漏電ブレーカーは遮断されず、子ブレーカーが先に遮断されるという仕組みである。

メインブレーカーの廃棄方法

【廃棄方法】
漏電ブレーカー、メインブレーカーは各現場内の混合ごみとして廃棄する。もしくは産業廃棄物処理業者に持ち込んで廃棄、処分してもらうのが一般的である。

各家庭ごみの収集場所へ廃棄したとしても、漏電ブレーカー、メインブレーカーは産業廃棄物として扱われ、回収してもらえることはないため、必ず自分達で適正な場所で適正に処分してもらうことが必要である。

鉄くずや銅くずとしても漏電ブレーカー、メインブレーカーは分類されないため買い取ってもらうことも不可。

まれに電線回収のついでにと、引き取ってくれる業者も存在するが、絶対ではないので確認する必要がある。

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