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埋設配管 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
流す、埋設 など
埋設配管とは?
【意味】
埋設配管とは、主に木造では地中に、鉄筋コンクリート造ではコンクリート内に配管を埋めて配線を行うことである。
地中やコンクリート内へ直接ケーブルを埋設することはできないため、CD管やPF管を使い配線ルートを確保する。
最近では、電線を埋設化する動きが少しずつ進んでいる。電柱や電線があると、外観を壊してしまうことや災害時の倒壊リスクを避けられる。
埋設配管の仕組み・使い方
【方法】
・直接埋設式
VVFやVVRケーブルを使って配線し、絶縁電線は使用不可。防護物に格納し埋設する。
・管路式
鉄管、鉄筋コンクリート管、強化プラスチック管を使用してケーブルを防護する。
ケーブルの本数が多かったり、掘削工事を繰り返せなかったりする際に有効。
・暗渠式
VVFやVVRケーブルだけでなく、電線、水道管、ガス管なども格納可能。
水道やガスなど、ほかのケーブルや配管とセットで埋設するときに使用される工法。
現場の状況や環境、工事方法によって使い分けられる。それぞれの方式により、ケーブルの選定や、埋設深さ、ケーブルの防護などさまざまのため注意が必要である。
実際に埋設配管工事を行う際は、通常の電気工事とは異なる点を理解して、施工を進めていく必要がある。