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元請業者 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
元請 など
元請業者とは?
【意味】
工事発注者と契約して直接仕事を請け負う業者のこと。ゼネコンとなる場合が多い。
元請業者は発注者の書面による承諾なしに一括して第三者に下請負させることはできない。
また、元請業者からその仕事の一部またはすべてを受注した別の会社のことを下請業者と呼ぶ。
元請業者が発注主から仕事を受けて下請業者へ発注するという流れが一般的であるが、この時に発生する中間マージンで、自社の利益を確保している場合が多い。
そのため、下請業者は元請業者が受注した金額よりも低い金額で受注することになる。
このビジネスモデルのデメリットとしては、元請業者から仕事の指示を受けるため、発注者と直接のやりとりができないといったことが挙げられる。
たとえば、配線の打ち合わせや導入設備の提案など、下請業者が直接提案することはできない場合が多い。
その他、仕事の内容についての打ち合わせもできない場合があるため、元請業者の担当者がある程度仕事の内容について詳しくない場合、発注先の意向が上手く反映されないことが問題となることも多い。
元請業者の仕組み・使い方
【注意点】
元請業者は、下請け業者に法令違反をさせてはならない。この法令はかなり広範囲に適用されるため、非常に厳しい。
法令遵守のためには、日々の作業場巡視において不安全行動や機材の取扱方法、仮設足場の状態を確認し、不備があれば是正していく必要がある。そこで、朝礼や昼礼などの際に安全についての認識を共有し、一致させることが重要となる。
法令違反をしてしまうと罰則が課せられるため、関係法令について詳しく勉強しておく必要がある。