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Ω の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
Ωとは?
【意味】
電流の流れにくさを数値化した電気抵抗の単位。
Ωという単位の由来は、「オームの法則」を発見したドイツの物理学者、ゲオルク・ジーモン・オームの名前である。
オームの法則とは、「電流の強さが電圧に比例、電気抵抗に反比例する」という電流の基本法則であり、電気抵抗は3要素の一つとなる。
電気抵抗はオームの法則を用い、次の式で求められる。
・電気抵抗(Ω)=電圧(V)÷電流(A)
電圧が1V(ボルト)で電流が1A(アンペア)の場合、電気抵抗は1Ωとなる。
電気抵抗の数値が大きいほど電流は流れにくい。
例えば、10Ωよりも20Ωのほうが電流は流れにくくなる。
【使い方】
電気抵抗を利用した電子部品が抵抗器であり、電流の流れを制限・調整できるため、電子回路を適切に動作させるための重要な部品である。
例えば、LEDは両端に2Vの電圧をかけると発光する。
この時にアルカリ乾電池を使用すると、1個が1.5Vなので2個必要であるが、2個使用すると電圧が3Vとなり、そのまま使用するとLEDが壊れてしまう。
そこで、電流を2Vに調整するために使用するのが抵抗器である。
電気製品では、安全な動作をさせるため抵抗器を使用し、電気抵抗によって電流をコントロールしている。