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屋外灯 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
屋外灯とは?
【英語名】
Outdoor light(アウトドア・ライト)
屋外灯は、建築物の壁や玄関、または独立して屋外に取り付けられている照明器具のこと。
屋外灯の用途としては、主に以下が挙げられる。
・作業照明
・展示照明
・防犯照明
・ムード照明
・景観照明
一般的に、民家の敷地内に設置されている屋外灯であれば防犯照明に該当するといった具合に、使用するシーンに合わせて最適な照明を選定する。また、良い照明器具の定義として、適切な彩度、観賞者の目に対しての配慮があるというポイントが重視される。
照明の本格的な起源は19世紀末頃に利用され始めた白熱電球である。それ以来、アーク灯や蛍光灯など、さまざまな種類の照明が誕生。2010年代以降は、発光効率が高く環境配慮型の次世代照明としてLED照明の需要が高まっている。
屋外灯の仕組み・使い方
【施工方法】
1.取り付ける屋外灯を固定。
2.屋外灯用の電源配線の電源を落とし、テスターで完全に無電圧状態となっていることを確認する。(感電、短絡防止のため)
3.屋外灯から伸びているリード配線と電源配線の被覆をそれぞれワイヤーストリッパーで剥がし、心線を露出させる。
4.屋外灯側配線の心線と電源側配線の心線を絶縁被覆付閉端接続子 (CE型)で圧着し、中継接続させる。
なお、照明器具内接続の場合でも屋外での接続の場合はリングスリーブ+自己融着テープが望ましい。
【注意点】
DC12Vなどの照明器具を除き、一般的な電源電圧である100Vクラスの照明器具の施工工事は、電気工事士の資格保有者でなければ施工できない。
なお、照明器具工事の定義は、天井や壁面への照明器具の配線接続、交換もしくは増設、蛍光灯照明からLED照明への交換などの作業である。
屋外灯の仕様・スペック
【サイズ】
口金E39の屋外灯投光用レフランプは幅135×高さ210×奥行き135mm。
LEDバルーンライトは直径910mm×高さ700mm。
(種類によって異なる。)
【材質】
ガラス、プラスチック、金属など。
【種類】
屋外灯には、目的に合わせて以下のような種類がある。
・作業照明
・展示照明
・防犯照明
・ムード照明
・景観照明
例えば、民家の敷地内に設置されている屋外灯なら防犯照明といった具合に、使用するシーンに合わせて最適な照明を選定することが大切。
屋外灯の仕組み・特徴
【仕組み】
任意の場所に設置された屋外灯用のスイッチをON/OFFすることによって、電源供給を制御する。
また、照明器具の自動点滅器機能付きのスイッチを使用すれば、外が暗くなると自動的に点灯するようにしたり、時間を設定して点灯するようにしたりすることも可能。
代表的な照明ごとの仕組みは以下の通りである。
1.白熱ランプ
ガラス球の中にあるコイル状のフィラメントに対して電流を流し、高温状態で発光する原理を利用した照明。
2.蛍光灯
水銀原子に放電電子が衝突することに伴い発生する紫外線が、蛍光管内の蛍光物質に当たって発光する仕組みの照明。
3.HID灯(High intensity discharge lamp)
基本原理は蛍光灯と同じだが、より高い圧力で放電させることによって、強い光を放つ照明となっている。
高輝度放電ランプとも呼ばれる。蛍光灯と比べて点灯に時間がかかる。
4.LED灯(Light emitting diode)
プラスとマイナスの電流をLEDチップ内で衝突させて、そのエネルギーを利用することで発光する仕組みの照明。
屋外灯の廃棄方法
・白熱電球とLED電球を廃棄する方法
一般ごみ、普通ごみ、不燃ごみ、陶磁器・ガラスごみとして廃棄することが可能。
ごみ収集を管轄している自治体によって差はあるが、基本的には燃えないごみとして処分できる。
・電球型蛍光灯を廃棄する方法
有害ごみ、不燃ごみとして廃棄することが可能。
電球型蛍光灯には、有害物質に指定されている水銀が含まれているため、一般ごみや普通ごみとして廃棄できない。
自治体によって規則が異なるため、事前に確認したうえで廃棄する。
・回収ボックスを利用する方法
地域によっては、役所や家電量販店などに電球の回収ボックスを設置しているところもある。
こうした回収ボックスを利用することで、無料廃棄が可能。
・不要品回収業者を利用する方法
出張回収をしている不要品回収業者を利用して廃棄するという方法もある。
基本的に有料である点には注意が必要。
・廃棄手順
屋外灯を購入した際の外箱をそのまま利用して廃棄するか、新聞紙で包んでからごみ袋に入れる。
ごみ袋の上には「ワレモノ」や「ワレモノキケン」といったマジック書きをして、他のごみと少し離した位置に捨てる(自治体に確認のうえ、収集作業員に配慮した廃棄を心がける)。