現場のお役立ちツール
相回転 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
相回転とは?
【英語名】
Phase rotation(フェーズローテーション)
三相の電圧位相の順序。
三相の動力回路にはR相・S相・T相と3本の線があり、その順番により相回転が変わる。
相回転は主にモーターの回転に影響し、正相なら正回転、逆相なら逆回転する。
相回転は相順ともいう。
【代用】
相回転は相回転計を使用して確認することができる。
相回転の仕組み・使い方
【原理】
基本的には三相交流が必要な機器は正相で動作するようになっている。
逆相で接続すると、動作しない場合があり、または故障の原因になりまする。
【安全】
高圧受電設備工事などの場合は注意が必要である。
引き込みケーブルや変圧器、低圧ブレーカなどを取り替える際には、事前に現場の相回転を確認しておく必要がある。
正相で受電し、正相で低圧回路を送り出すことが理想。
相回転の仕様・スペック
【種類】
相回転を調べるためには、正相・逆相・欠相を調べることができる「検相器」を用いることが多い。
「検相器」は3相3線式配線の位相や順番が正相かどうか、欠相しているかを測定することが可能。
接触型と非接触型がある。
リード線クリップを主回路に接続して相順・欠相が確認できる「相順チェッカー」などがある。