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プレートとは?

プレートとは、電気工事のおいて取り付け枠を用い、スイッチやコンセントを取り付けた後にその上に被せて取り付けるものであり、カバープレートの総称である。スイッチ本体やコンセント本体を取付けた後にそのままの状態では見栄えが悪いだけでなく、開口部をそのままにしておくと、ほこりやごみの蓄積や接触による感電の恐れなどもあるため、プレートの使用には保護の意味合いもある。

スイッチやコンセントなど、各メーカーによって多少の仕様の違いや見た目の違いがある他、同メーカー内の製品であってもシリーズが違うと互換性はない。そのため、スイッチ、コンセント、カバープレートのメーカーを揃えて使用することが推奨される。

プレートの仕組み・使い方

【使い方】
スイッチやコンセントを取り付け枠に固定し、壁面に取付けて固定または露出ボックス内に取付けて固定した後にカバープレートを取り付けることになる。

取付け方法は簡単であり、取付け枠上部と下部にネジがついているものはネジで固定する。
ネジがついていなければ被せて押し付けて嵌めるだけである。
取り外し方法も簡単であり、ネジがある場合はネジを外し、被せてはめたものは引っ張って外すだけで済む。

カバープレートの施工には、電気工事士の資格は不要。
部屋の内装や自分の好みに合わせて変更できるよう多種多様な製品が発売されており、無資格者でも自分で交換することが可能である。
ただし、スイッチやコンセント本体を取り外す場合には資格が必要となるため、注意が必要である。

プレートの仕様・スペック

【種類】
カバープレートには各メーカーさまざまな種類があり、そのシリーズに応じてスイッチ、コンセント、プレートと揃える必要がある。以下にプレートの大きな種類分けを記載していく。

・プラスチックプレート
家庭内や建物内で主に使用されるプラスチック製のプレート。
スイッチの形状やコンセントの形状によって使用するカバープレートの種類も変わってくるので適時、仕様の確認を行い材料の手配をすることが必要になる。

・新金属プレート
現場内ではよく新金と省略され呼ばれることが多い。
耐食アルミニウム合金を用いたプレートになっており、湿気の多い環境下などにおいて使用されることが多い。
また、ネジ固定になるが、現場の暗黙のルールで、ネジ部分のマイナス方向は揃えるようにするというものが存在する。

・防雨カバープレート
主に屋外で使用されるプレートになるスイッチ部分がゴム製のカバーでおおわれているものや、プレート本体にカバーがついており、使用する時にカバーをあけ使用するといったものもある。

プレートの仕組み・特徴

【仕組み】
カバープレートには、ほこりなど外的要因から電線露出部を保護する目的もある他、施工する際に必要になった壁の開口箇所、天井の開口箇所を隠ぺいする役割もある。

通称おめかしプレートと呼ばれ、取付け枠にスイッチやコンセントなどを何もつけずに固定し、その上におめかしプレートと呼ばれる何も開口されていないプレートを取付け、開口穴を隠ぺいする。

おめかしプレートは現場内での俗称でめくらプレートと呼ばれることが多々あるが、めくらという言葉自体が差別用語となっており、大勢の人がいる現場などでの使用は極力控えるのが賢明である。

プレートの廃棄方法

【廃棄方法】
プラスチックプレートの場合には廃プラスチックとして処分。新金属プレートの場合には鉄くず、金属くずとして各現場内の収集場所へ廃棄する。

部材自体は大きくないため、家庭ごみの燃えないごみとして処分することも可能だが、大量になった場合には回収されない場合もあるので、産業廃棄物処理場へ持ち込んで処分してもらう必要がある。

また、カバープレートの意外な処分方法として、リサイクルショップに持ち込むという方法もある。

自分でカバープレートを交換した際などに、まだ交換したカバープレートが綺麗な状態であれば、リサイクルショップなどで買い取ってくれる場合もある。ただし、売価は高くはない。

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