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職人用語

テレコ など

リャンコとは?

【意味】
「リャンコ」とは、土木用語で「交互・互い違い」という意味を持つ。似た言葉として「テレコ」があるが、こちらも同様の意味で使用される。「リャンコ」は比較的高齢の方が使い、若年層は「テレコ」という言葉を使うことが少なくない。

電気工事の世界では、ものが入れ違いになることを表す時に使われる。たとえば、配線をする際にAの配線とBの配線を互い違いで接続してしまうケースなどが挙げられる。具体例は以下の通りである。

・電源ラインの電線を安定化電源のマイナスに接続し、GND線をプラスに接続してしまう (逆接続)。
・何らかの配線ミスにより、ショート(短絡)してしまい火花が飛び散る。

リャンコの仕組み・使い方

【注意点】
「リャンコ」という用語が1番使用されるのは、配線を繋ぎ間違えた時だと考えられる。特に、配線図自体に記載間違いがあった場合、技術者から「リャンコしている」もしくは「テレコになっている」という指摘を受ける可能性がある。配線違いは事故を引き起こす危険性があるため、すぐに修正すべきである。

ただし、現在は手書きで配線図を描くことはほとんどなく、ソフトウェアを使用して配線図を描くのが主流である。シミュレーション機能を備えたソフトもあるため、その機能を活用して配線間違いを見つけるのも防止手段の一つである。

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