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差し込みコネクタ の
意味・解説・呼称など
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職人用語
ワゴ など
差し込みコネクタとは?
差し込みコネクタは、電線を接続する際に使用する材料である。
電線の被覆を剥き、コネクタ内へ芯線を挿し込むだけで作業は完了。
作業効率が良く、施工時間の短縮につながる。
差し込みコネクタの仕組み・使い方
【使い方】
被覆を剥いた電線を差し込みコネクタに差し込むことで電線同士を接続できる。
【施工方法】
電線をボックス内へ配線し、ボックス上面より約100mmほどシースを剥く。
シースを長く剝きすぎると、ボックス内へ電線が納めにくくなってしまうので注意が必要である。
リングスリーブを使用する場合、ある程度電線の長さがないと施工しにくい。
その点、差し込みコネクタの場合は、電線の余長が短くても施工できる。
コネクタ本体にゲージがあるため、それに沿って電線の被覆を剥き、銅線を出す。
この時、ワイヤーストリッパーなどを使用すると簡単に剥くことができる。
ワイヤーストリッパーは電線サイズごとに剥く穴があるため、サイズを間違えないようにしなければならない。
サイズが合っていないと、上手く被覆を剥けなかったり過剰に剥きすぎて銅線に傷をつけてしまうなどのリスクがある。
電線の被覆が剥けたら、コネクタの奥に突き当たるまで電線を挿し込めば結線作業は完了となる。
差し込んだ後に軽くコネクタを引っ張ってみて、接続ができているか確認する。
最後に電線をボックス内へ納めれば施工完了となる。
差し込みコネクタは、電線の繋ぎ変えや検電作業も比較的楽にできる。
ただし、現場によっては使用できないところもあるので、不明な場合には現場監督に確認する必要がある。
差し込みコネクタの仕様・スペック
【重量】
かなり軽量である。
【サイズ】
小型でコンパクトである。
【種類】
差し込みコネクタは、2芯用や3芯用、4芯用などがあり、施工状況によって使い分ける。
差し込みコネクタの他には、リングスリーブという芯線を接続する材料もある。リングスリーブは、差し込みコネクタとは異なり、専用の圧着工具が必要なので少し手間である。ただし、差し込みコネクタよりも接続強度が強いというメリットもある。
差し込みコネクタの仕組み・特徴
【仕組み】
樹脂製の外装内に金属製のスプリングが入っている。
その金属製のスプリングで電線を挟んで固定する。
電線の被覆を剥く必要があるが、剥く長さは差し込みコネクタの外装にゲージがあるのでそれを参考にする。
差し込みコネクタの廃棄方法
事業者として排出する場合は、廃プラスチック類となるため、産業廃棄物処理する。
一般家庭で廃棄する場合は、基本的には燃えないごみとなる。
自治体によってルールが違うため、捨てる前に自治体に確認することが望ましい。