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短絡接地 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
短絡接地とは?
【意味】
短絡接地とは、主に高圧・特別高圧等の電路の停電作業を行う場合、誤通電や他の電路との混触等による不意の通電を防ぐとともに、感電防止の目的で電路に施す安全対策のこと。
一般の受電設備は高圧引き込みから低圧へと密接に連携しているため、受電設備の低圧側を直接工事する場合は、高圧側を完全に停電したうえで短絡接地器具を確実に設置してから工事を行うことが低圧側の感電防止に重要。
短絡接地の仕組み・使い方
【対象】
開路した電路が高圧または特別高圧であったものについては、検電器具により停電を確認し、かつ、誤通電、他の電路との混触または他の電路からの誘導による感電の危険を防止するため、短絡接地器具を用いて確実に短絡接地すること。
労働安全衛生規則 第二編 第五章 電気による危険の防止
(第三百三十九条)より。