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COMMENTARY

墨出しとは?

【意味】
墨出しとは、建物を設計通りに建築するため、柱などの部材の正確な位置出しをする作業のこと。

建築現場では、工事に必要な線を描く作業全般を「墨出し」と表現する。

由来は、大工が墨つぼを使用して寸法などを墨で表示していたことである。
墨つぼとは、墨汁を使って糸を引っ張り、線を引く道具のこと。
現在の墨出しには、墨つぼ以外にマジックペンや鉛筆、レーザー墨出し器などを使用するが、呼び方は同じとなる。

建築現場では、大工に限らず電気工事を含めて建築に関わるさまざまな業種でも、寸法を出す用語として墨出しを使用している。

【使い方】
電気工事での墨出しは、配線や配管、スイッチ、コンセント、分電盤、ケーブルラックなどの取り付け位置を示すために行う。

一般的に建築現場では、建築会社が現場で出している基準線をもとに墨出しを行う。
その方法について、電気工事ではスケールやチョークライン・レーザー墨出し器などを使用する。

墨出しを間違えるとすべての作業が狂ってしまうので、電気工事において墨出しは非常に重要な作業の一つである。

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