配電盤 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
配電盤とは?
一般的に、配電盤は電力会社から引き込まれた高圧の電力を受け取り、建物や設備で使用する低圧の電力に変圧し、分電盤などに電力を供給するための設備を指す。
高圧受変電設備やキュービクルとも呼ばれる。
配電盤の仕組み・使い方
配電盤の主な役割は、配電盤内に設置された変圧器で高圧電力を低圧電力に変圧し、各低圧回路に安全に分配することである。
また、配電盤は短絡や過負荷等が起きた際に遮断器等によって電力供給を瞬時に停止し、火災や機器の安全を確保する機能も持っている。
配電盤の仕様・スペック
【種類】
配電盤は大きく以下の2種類に分けられる。
・キュービクル方式(閉鎖型)
・開放組立方式
配電盤の仕組み・特徴
【特徴】
<キュービクル方式(閉鎖型)>
・所要床面積が少ない
・専用の部屋を必要とせず、地下室、屋上等に簡単に設置ができる
・内部機器設置の簡素化によって保守点検の手間が省け信頼性が高い
・公衆に対して安全性が高い
・開放組立方式と比べて設備内部が非常に狭いため、内部での作業性が悪い
<開放組立方式>
・専用の部屋を必要とするが作業スペースの確保が容易
・設置には高い知識と技術が求められる
・現場での施工に多くの時間を要する
現在は、キュービクル方式が多く採用されている。
配電盤の廃棄方法
事業で使用したものは産業廃棄物として処分する。
