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耐火パテ の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
パテ など
耐火パテとは?
耐火パテは、防火区画貫通後の補修や排気管接合部の隙間、煙突に空いた穴を補修するためのシール剤である。
耐火性があり、一定時間火災や高熱にも耐えるパテ状(粘土状)のシール剤である。
耐火パテの仕組み・使い方
【施工方法(防火区画)】
防火区画貫通処理後に耐火パテを使用する場合、まずは防火区画を貫通させる。
貫通させた後、ケーブルもしくは配管を貫通穴に通す。通した配管やケーブルを固定し、耐火パテで貫通穴の隙間を埋める。
防火区画貫通の施工方法は法令で定められているため、施工前によく確認しなければならない(建築基準法参照)。
さまざまな施工条件が存在する。
【施工方法(補修方法)】
補修する箇所の汚れやサビ、油をきれいに落とす。
場合によるが、補修する面を水で少し湿らすと補修しやすい。
そして、耐火パテを充填する。硬化型のものが多いため、施工後に形が崩れることはない。
金属、モルタル、レンガなど、使用できる場所はさまざまである。
耐火パテの仕様・スペック
【重量】
500g前後。
【サイズ】
コンパクトなものが多い。
【種類】
耐火パテは粘土状のものもあれば、チューブ状の容器から注入するタイプもある。
それぞれ耐火性に優れており、1,000℃以上に耐えるものもある。
耐火パテの仕組み・特徴
【特徴】
耐火パテは不燃材料を使用しており、高い耐火性能を有している。
国土交通大臣認定を取得している製品も多数ある。
耐火パテの廃棄方法
耐火パテは、基本的に燃えないごみとして処分する。
産業廃棄物として処理する場合には、廃プラスチック類に分類される。