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トルクドライバー の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
トルクドライバーとは?
【英語名】
Torque driver(トルクドライバー)
Torque screwdriver(トルクスクリュードライバー)
トルクドライバーは、電子機器や配電盤にあるブレーカーの圧着端子などに取り付けるねじを小さなねじる力(トルク)で締め付ける際に使用する。
【代用できる工具】
・ドライバー
代用可能だが一定の力で効率よく締め付けたい(トルクの管理が必要な)場合は、トルクドライバーが使用される。
トルクドライバーの仕組み・使い方
【使い方】
トルクドライバーは、ねじる力の大きさ(トルク値)を設定し、トルク値に到達すると設定値の到達を知らせる。設定値の知らせ方は、使用するドライバーの種類によって異なる。
使用する際は、一気に力を入れたり力をかけ続けたりしないことが大切。加えて、2回以上は締め付けしない。
2回以上締め付けするとねじ穴が潰れてしまうことにも繋がるため、一定のトルク値で使用する。
トルクドライバーの仕様・スペック
【種類】
トルクドライバーは、主にデジタル型・プレセット型・単能型・ダイヤル型の4種類。プレセット型と単能型には空転式のものもある。
空転式は、設定したトルク値以上になると空回りだけする。非空転式のものは、クリック感や脱力感で設定値の到達を知らせる。
トルクドライバーの規格(トルク能力)は、0.9~1,500cN.mと幅広い。一般的には、20~120cN.m程度の調整幅が使用頻度高めである。
1N.m=100cN.mで、トルク能力を表す際にはN.m(ニュートンメートル)よりもcN.m(センチニュートンメートル)が使用される。