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COMMENTARY

職人用語

オンオフ など

投入・開放とは?

【意味】
電気回路では、通電を開始するときに「投入」、反対に通電を停止するときは「開放」という用語を使用する。

・通電・・・投入
・通電を停止・・・開放

【使い方】
たとえば、2名以上の作業者で電気工事をしていた場合に、1人の作業者がもう1人の作業者に「電源を切れ」と伝えたとする。
この場合の「電源を切れ」は、電源をOFFしてほしいという意味である。
もし、もう1人の作業者にその意味が伝わらず、電源線を切ってしまうと感電災害が発生してしまう。

このように、電気工事においてどちらの意味にも解釈できるようなあいまいな言葉を使用すると、命にかかわる事故が発生しかねない。
そのため、電源をONにするときは「投入」、OFFなら「開放」というように、専門用語を使用する。

具体的には、次のように使う。

・「〇〇番投入します!3,2,1、投入!」
・「〇〇番開放します!3,2,1、開放!」

「投入」「開放」は、単に電気回路で電源の通電と停止を意味する用語だが、電気工事では、感電災害を未然に防ぐために重要な意味がある用語として作業員の間で使用されている。

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